身体ケアをするために取得すべき資格とは

身体介護などの在宅(訪問)介護サービスは、資格を有する者しかできません。どのような資格が必要なのかと言うと、「介護福祉士」「介護職員初任者研修修了者」「介護福祉士実務者研修修了者」「生活援助従事者研修修了者」の4つのうち、いずれかとなります。

介護職員初任者研修とは、介護業務に関する知識や技術に加えて、実践するための考え方を修得し、基本的な業務を行えるようになるためのものです。130時間の研修と、修了試験に合格する必要があります。この研修を修了すると、身体介護を行うことができるようになります。

また、介護福祉士実務者研修へステップアップし、より高い知識と技術を身につけることも可能です。こちらは450時間の受講が必要で、医療的なケアも学ぶことができます。介護福祉士になるための必須資格でもあります。

生活援助従事者研修を修了して働く場合は、身体介護は行うことができず、生活援助のサービスのみにしか携わることができません。どのような仕事をしたいかによって、必要な資格が変わるので注意が必要です。

それでは、身体介護に必要なスキルは一体どのようなものなのかと言うと、一番に挙げられるのはやはり介助のスキルです。介助に関する深い知識と柔軟な身体能力、コミュニケーション能力や判断力の高さなどは、利用者をいかに安全に介助できるのかにつながるため、とても大切なものです。

その他にも、自分のやり方を時々振り返って問題点を改善したり、新しいことを学ぼうとする向上心や、人と接する仕事なので挨拶などの最低限のマナー以外に接客マナーも身につけておくと助けになります。